寺岡有機醸造

有機と食への探求

COLUMN OF ORGANIC AND FOOD
2021.3.29

太陽熱消毒で土力回復!

ご存じの通り、有機栽培においては農薬を使うことはできません。

その為、放っておくと土の中で病原菌や雑草の種子が増殖して、作物が病気になったり、雑草が生えて作物が生育不良を起こしたりと良いことがありません。

近年、地球温暖化が問題視され続けていますが、それを逆手にとり、太陽の熱エネルギーを利用して地温を上昇させ、病原菌や雑草の種子などを死滅させる「太陽熱消毒」という技術があります。

太陽熱消毒であれば、農薬を利用せず土壌の消毒ができ、有機JAS認証の規定から外れることもありません。

 

【太陽熱消毒の流れ】

①土壌改良と地温上昇の促進
有機物資材や石灰窒素を土壌に施用することで、土壌微生物の増殖促進、有機物の分解の増強、土壌pHの調整を行います。また、有機物が分解される際に発生する熱により、地温を上昇させます。

 

②土壌の耕転
施用した有機物資材や石灰窒素等を、土の中で均等に混合する為、土壌を耕耘します。

 

③灌水
土に水を与えて、熱の伝わりを良くします。時間をかけて少なめの水量を与えたり、複数回に分けて散水する方が、土の水分含量が高くなるとされています。
また、昼夜で水が上下運動をすることで、根の通り道ができ、根がぐんぐん伸びて葉も良く育ちます。

 

④ビニールで覆う
専用のビニールフィルム または、使い古しのビニール材などで土を覆います。

 

寺岡有機農場では、太陽熱消毒によって収穫量が2倍になったというデータもありますが、灌水量や施工時間、地温管理など、日々試行錯誤を繰り返しています。

太陽熱消毒

太陽熱消毒

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