有機と食への探求
COLUMN OF ORGANIC AND FOOD
2021.3.16
濃口醤油とは
“醤油”というワードを聞いたときに
皆さんはどのような醤油を思い浮かべますでしょうか?
醤油には、以前の記事でもご紹介しましたが、
日本農林規格(JAS)によって、製造方法や原料、特徴などから「こいくちしょうゆ」、「うすくちしょうゆ」、
「たまりしょうゆ」、「さいしこみしょうゆ」、「しろしょうゆ」の5種類に分けられています。
今回は、そのうちの一つである「濃口醤油(こいくちしょうゆ)」についてご紹介いたします。
○濃口醤油(こいくちしょうゆ)
全国の醤油消費量の約83%を占めているもっとも一般的な醤油。
単に「醤油」と言えば、この濃口醤油を指すほど全国的に普及している。
塩味のほかに、深い旨味、まろやかな苦み、さわやかな酸味、味を引き締める苦みを持つ。
料理などに使う[調味用]、卓上で使う[卓上用]のどちらにも幅広く使える、まさに“万能調味料”である。
≪どんな料理に合うの?≫
濃口醤油は、淡口醤油と比べ、香りが強いので
香りを生かす調理法がポイントとなります。
チャーハンの最後の香り付けや、脂の多い青魚の煮物、洋風料理も会います。
またさしみ醤油としての使用や、炒め物の仕上げ、和え物などに用いていただいても、美味しく召し上がれます。
[参考文献]
●グルメ文庫編集部 「日本の伝統食」
●食の教科書「調味料の基礎知識」